高解像度でも結局CPUが弱いとボトルネックする

ARK

PCゲーミングにおいて、「CPUとGPUのどちらが重要か」という議論はつきものです。特に高解像度でのプレイ時にはGPUの性能が重視されると言われていますが、実際にはCPUの性能がフレームレートに影響を与えるケースもあります。筆者が実際に経験した事例を交えて、この問題について解説します。

高解像度ではCPUは関係ない?

一般的に、WQHDや4Kといった高解像度ではGPUの負荷が高まり、CPUの性能がフレームレートに与える影響は小さくなると言われています。低解像度で高フレームレートを目指す場合、CPUがボトルネックになることが多いのに対し、高解像度ではGPUの限界が先に訪れるため、CPUの役割は比較的軽視されがちです。

しかし、これは理論上の話であり、実際のゲーム環境では必ずしもそうとは限りません。

実体験:CPUをアップグレードしてフレームレートが向上

筆者は、GeForce RTX 4070 Ti Superを搭載したPCを使用しており、以前はAMD Ryzen 7 5700XをCPUとして使用していました。その後、Ryzen 9 9600Xにアップグレードしたところ、「Ark: Survival Ascended」の4K高設定でのフレームレートが明らかに向上しました。
さらに、フレームレートの向上だけでなく、画面のちらつきがなくなり、全体的な安定性が大幅に改善されたことも実感しています。特に、カクつきが減少したことでゲームプレイがよりスムーズになり、没入感が向上しました。

興味深いことに、FF14やFF15のベンチマークテストでは両者にほとんど差が見られなかったのですが、実際にゲームをプレイしてみると結果が大きく異なることがわかりました。

BTOでの注意点:5700Xはおすすめしない理由

BTOで販売されているPCには、Ryzen 7 5700Xをベースに組み立てられた商品が多く見られます。しかし筆者としては、これをあまりお勧めしません。その理由は、5700XがAM4ソケットを採用しているため、将来的なアップグレードの選択肢が制限されるからです。
現在のAMDの主流はAM5ソケットを採用したRyzen 7000シリーズ以降のモデルです。これらは最新のDDR5メモリやPCIe 5.0に対応しており、性能面でも大幅な進化を遂げています。BTOを検討する際は、AM5ソケット対応のモデルを選ぶことで、長期的に見てよりコストパフォーマンスが高くなるでしょう。

なぜ実ゲームでは違いが出るのか?

ベンチマークではCPUやGPUの性能が効率よく測定されるように設計されていますが、実際のゲームプレイでは物理演算やAI処理、バックグラウンドタスクなどが絡むため、CPUの性能がフレームレートに影響を与える場合があります。
特にオープンワールドゲームや広大なマップを持つタイトルでは、CPUが多数のオブジェクトやNPCの処理を行うため、性能差が顕著に現れるのです。また、CPUの性能向上により、グラフィック描画の安定性も改善される場合があります。

まとめ

WQHDや4Kといった高解像度環境ではGPUの性能が重視されるのは確かですが、CPUの性能がゲーム体験に影響を与えるケースも少なくありません。特に最新のタイトルや広大なオープンワールドゲームでは、CPUがボトルネックになる可能性があります。
また、BTOを検討する際には、AM5ソケット対応のRyzen 7000シリーズ以降を選ぶことで、性能面や将来的なアップグレード性を確保できます。筆者のように、GPU性能を十分に活かすためにCPUをアップグレードすることで、予想以上のパフォーマンス向上や安定性の改善を実感できるかもしれません。

次回PCをアップグレードする際には、CPUとGPUのバランスを意識してみてはいかがでしょうか?

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