はじめに:「BTOのほうがいいよ」が口ぐせ
「自作PCよりBTOのほうが良いよ。」
ゲーミングPCを検討している友人に、筆者がまず最初に伝える言葉です。
筆者自身は6年前に組んだ自作PCを、パーツを交換しながら今でも使っています。だからこそ、自作のメリット・デメリットはよく理解しています。今回はその体験をもとに、なぜ初心者にはBTO(受注生産PC)を勧めるのかを解説します。
自作PCは本当に難しくない。でも落とし穴がある
自作PCの構成・組立・セットアップは、実はそれほど難しくありません。
- 組立:プラモデルより簡単
- セットアップ:画面の指示に従うだけ
- 構成:IntelかAMDかを把握すれば十分
多くの初心者が心配するポイントは、意外と乗り越えられます。
でも本当に怖いのは「完璧に組んだのに不具合が出るとき」です。
実際に起きたトラブル体験談
自作PC構成(当時)
- CPU:Ryzen 5 3600
- マザーボード:B450(対応BIOS済を購入)
- メモリ:DDR4 16GB
- GPU:Radeon RX 5700
10年以上ぶりに挑戦した自作PC。YouTubeやブログを見て勉強し、慎重に組みました。
初日は問題なく動き、FF14のベンチマークや動画編集ソフトもスムーズに動作。
…しかし。
翌日からブルースクリーン多発。
2時間に1回クラッシュし、USB接続でもブルスク。ゲーム中にも落ちる始末。
原因を突き止めようと:
- メモリチェック
- OSクリーンインストール
- USB全抜き
- ドライバ総点検
あらゆる対策をしましたが、改善せず。1週間後、Steamをアンインストールすると安定するという謎現象に遭遇。
Steamを入れると不安定、消すと快適。
——そんな話、ネットのどこにも載っていませんでした。
掲示板、SNS、フォーラムで質問を繰り返し、最終的にはBIOSアップデートで解決。
原因はおそらく、Radeon RX 5700が発売直後で、マザボの対応が不完全だったこと。
※BIOSアップデートは極力やらないことをおすすめします。メーカーもそう推奨しています。なので最終手段でした。
自作PCの弱点:トラブル時はすべて自己責任
このように、自作PCでは何かあったときに全て自分で対応しなければいけません。
- 情報が出てこない
- 原因が特定できない
- 解決までに数日〜数週間かかる
BTOなら、電話1本でサポート対応。
パーツの初期不良でも、ショップが責任を持って対応してくれます。
「安さ」だけで自作を選ぶと失敗するかも
よくある質問:「自作とBTO、どっちが安い?」
答えは:時期によるです。
パーツ価格は日々変動
- GPUの価格は特に不安定
- 新作発売前後で旧モデルの値段が下がるわけではなく逆に上がることも
- マイニングが流行った数年前にGPU単体とそのGPUが入っているBTOパソコンの値段がほとんど変わらない時期なんかもあった
- 高いと思ったら少し待つ。次の週には値段ががっつり下がることも珍しくない
- ちゃんと調べて買わないと大損することも
2025年7月時点の傾向
- GPU含め全体的に価格は落ち着いている
- 今は自作の方が安く組める時期
ただし、安いからといって勢いで買うと、互換性・トラブルに悩まされる可能性もあります。
結論:BTOは「時間」と「安心」を買うもの
「BTOは高い」と思うかもしれません。
でもそれは保険料のようなもの。
- 不具合があってもサポートがある
- 組み立てミスの心配がない
- 時間と精神の消耗がない
トラブル対応が趣味という方以外には、BTOをおすすめします。
タイムイズマネー。
自作をすすめるのは、こんな人だけ
- パーツ選定や構成が楽しいと感じる
- トラブル対応も勉強だと思える
- 自分で調べるのが苦にならない
つまり——
「ちょっと変態気質」な人にこそ、自作は向いています。
まとめ
| 比較項目 | 自作PC | BTOパソコン |
|---|---|---|
| 価格 | 時期により安い | 若干高め(サポート代含む) |
| 組立 | 自分で対応 | 完成済みが届く |
| トラブル | 自力で解決 | サポートあり |
| カスタマイズ | 自由自在 | 限定的 |
| 向いてる人 | PC好き・勉強したい人 | ゲームしたいだけの人 |
おわりに
自作PCは「作ること」そのものが目的になる人に向いています。
逆に「すぐゲームしたい」「PCの知識はあまりない」人にはBTOがおすすめ。
どちらが良い悪いではなく、目的に応じた選択をしましょう。

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